みなさまこんにちは!ゆみです。

さて今日の “ひとりごと” は、技術者の「忖度」について。

いつか世間を騒がせた、忖度。
まず、忖度とは「相手が何を言いたいのかを考えること」。

ソフトウェア開発の現場でもこの「忖度」、転がっていませんか?
例えば、

 お客様との要件定義の場で
  お客様:この技術者はそこまで言わなくても分かってくれているだろう
  技術者:これってこういう仕様だって、目が語ってるから間違いない

 設計書作成~プログラム開発の場で
  SE:この実装方法はこれまでにもあったから、汲んでくれるはずだ
  PG:このパターン、2ルートあるけど、こっちのことだって言ってるな

 納品してみて
  「誰がこの機能を実装してくれと言った!?しかもこの機能が無いじゃないか!」


「忖度」は「阿吽の呼吸」とも表現されることがあるかも知れませんね。

「俺の気持ち(考え)が分からないのか!」は、まぁ多くの場合、分かりません。
京都風に言うなら “横着したらあきまへん” ですかね。

「何となくこうなんだろうな~」は、そう思った本人の自己解釈に過ぎないことも少なくありません。

「百聞は一見に如かず」
このことわざのように、不明や疑問な点が現れたら相手の方とコミュニケーションを取ってみませんか。
コミュニケーションを取るなかで、自分が「本当にわかった!」と腹落ちするまで確認すると良いですね。

例えば、忖度があっても、極力仕様書等へ具体的に落とし込み、相手へ確認する。
このひと手間が、結果的に、後々の怪我を小さく出来るかも知れません。