昨今、新型コロナウイルスの蔓延により一つの場所に集まった例会が開きにくい状況です。従って、今回も前回に引き続きオンラインミーティング形式で例会を開催しましたが、そこでオンラインミーティング自体をうまく進めるための方法を考えることにしました。
 まずネットワーク上に流れているオンラインミーティングに関するノウハウ情報をいくつか共有した上で、Web会議システムの機能を使ってグループに分かれた検討を行い、最後に全員が集合して各グループの検討結果を共有するという通常の例会と同じ流れで進めました。
 オンラインミーティングでは初めての取り組みにも関わらず、特に問題なく例会を進めることができました。形式を問わずQuaSTomの例会では参加者が議論して出された知見を共有するということができるということが実感できました。
 当日の議論では、次のようなポイントが出されました。一部をご紹介します。

 ・可能であれば顔が見える形で進めたいが、それができない場合は例えば拍手の機能を使うことを事前に約束しておくなど、反応が見えるようにしたい。
 ・実際に対面している場合と違って、意見を言うタイミングを取るのが難しい。挙手ボタンを使う、チャットを使う、ファシリテーターが「○○さんどうぞ」と言ってからその人が話すなどの工夫が必要。
 ・質疑応答にチャットを使うメリットもある。ミーティング自体は意見交換を音声で聞けず味気ないものになるかもしれないが、あとでログが残るため振り返るときには有効。

 その他にも他にもいろいろな気づきが得られましたが、これらについてはQuaSTom内でまとめて会員と共有していく予定です。
さて、まだまだ予断を許さない状況であり、今後も当面オンラインミーティング形式で例会を実施することになると考えられます。QuaSTomでは今回の知見を活かして、従来とほぼ同じ形式で運営しながら活動を続けていきたいと考えています。ぜひ今後ともよろしくお願いします。